2011年11月15日火曜日

音楽祭3日目。

今日は、音楽祭3日目について。

歌のコンサート、というのは好みが分かれるということで、大部分の音楽祭では、あまり見かけたことがありません。

 それじゃあやってみようということで、今回はアントワープ出身のソプラノ、アンヌ カンビエ(Anne Cambier)さんを招待することになりました。
アンヌさんは、若いながらアントワープ王立音楽院の教授で、輝かしい経歴の持ち主です。
Anne Cambier

 
 私がピアノ伴奏をし、そしてアンヌさんのリクエストで、ピアノソロの曲も何曲か披露させてもらいました。
 歌手の中には、リサイタルの場合、何曲か歌った後、休憩があった方がいいという人が結構います。そこで、ピアノソロというわけです。 今回は、ショパン、メンデルスゾーン、グラナドスの曲を弾かせて頂きました。

歌のコンサート

  私は、歌手の伴奏法をブリュッセル音楽院、また歌手とピアニストのためのマスタークラスで学んだのですが、歌のメロディーと歌詞に合わせて、ピアノの音質や表情を変化させるという独特の伴奏技術は、他の室内楽の演奏、またはソロの演奏にも役立っています。

今回、アンヌさん(とってもいい人です)とはすごく息が合い、楽しくコンサートをさせてもらいました。  
彼女の声は、聞いていて心地良くて、教会でのコンサートには最適でした。
 
オペラの馴染み深い曲も何曲かプログラムに入っていたので、聴きやすかったと思います。
 
観客の大部分の方は、初めて歌のコンサートを聞いたと仰っていましたが、とても楽しまれていたようだったので、ほっとしました。

ちなみに上の写真で、かなり真剣な顔で譜めくりしてくれているのは、トリオのバイオリニスト、オリヴィエ君です。有難う!


音楽祭三日目にもなると、体力的にかなり消耗してきます。音楽祭を企画している段階では、疲れるとか考えもしなかったんですが、やっぱり4日間で3つコンサートは大変だなーと思いました。ついつい、コンサートの後は、夜更かししてしまうし、朝は早いしで(笑)。
コンサート中は、疲れのことなんか忘れてしまうんですけどね。

ベートーベンソナタ全曲演奏を、一週間続けて演奏するピアニストとか、ほんとすごいと思います。

この日は土曜日だったこともあり、スイスから私の友人夫婦と子供達、オリヴィエの両親、フランスからの友人などなど、皆遠いところから駆けつけてくれました。

三日目無事終了です。



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